12/26/2006

交際費の増加

今年最もたくさん接待したのは「化学工業」分野だった。15年連続だというから接待天国は業界の常識なのだろう。化学工業といったら素材産業だから研究開発投資金も多いだろうが、きっと売り上げの大部分は差別化の少ない基本材料なのかもね。だから接待こそが最も有効な営業戦術なのだろう。



総額はバブル時の6割。昔はそんなに使っていたんだ。そうそうバブルその頃は私はまだまだ社会人としてひよっこ。交際費なんてもってなかった。が先輩にお誘いすればあちこちとクラブ周りを経験できた。そのぐらい末端の社員まで交際費が分配されていたのは事実。今じゃありえないな。



交際費が増加に転じたといっても末端には何も無いね。それはもちろん「武勇の貢献」でしょ。彼らはそうですよ、バブル時の戦士。接待が多い業界ならカチカチの年功序列の古い日本企業であるのは間違いないので、今現在の彼らはリストラ嵐から生き残った部長クラス以上か。きっと懐古談で盛り上がっているかな。





企業交際費、9年ぶり増 業績回復を反映

 1社あたりの交際費は平均で約136万9000円で、業種別に見ると化学工業が608万円と15年連続で最も多かった。機械工業(315万円)と金融保険業(245万円)がこれに続いている。営業収入10万円あたりの交際費が最も多かったのは建設業の537円で、7年連続最多だった。

 交際費の総額が最も多かったのは平成4年の約6兆2000億円で、ピーク時に比べると6割弱の水準となっている。



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