6/29/2006

情報の共有vs私物化

いつからか仕事における交信文書が平然と私物化されるようになった。それはまるで第三者に見られるを嫌うように"My Document"に大切に保管されている。ある日その私有オーナーがその職場から離れるとき、それらは何の制限も無く削除され闇に葬られる。

職場の電子メールは私物か?それとも社有?

電子メールが無い時代、社用の交信文書はどのように扱われたのか。郵便、テレックス、ファックス、その他すべての文書は共有棚にファイリングされた。その目的は何だ。

交信文書は参照された。共有されているから出来た。参照されるのは当然のこととして文書は発行された。参照される文書は情報として価値が認められていた。

ならば、メールも参照される文書情報としての価値があるはずだ。社用交信メールは当事者間で能動的に価値を共有した履歴である。この履歴そのものは単なる文字データ。しかし一度何らか意図的に参照されると有効情報に化ける。発行当事者間では意識されなかった事象にも参照者にとっては重大要素となりえる。だから文書履歴は価値を生む社財(リソース)なのだ。

プロジェクトを考案した。「メール履歴の共有化」
きわめて隠蔽性な電子メールを社内のすべての人がオープンにしてすべての人が参照できる仕組み。参照するには目的の情報を検出する必要がある。それにはグーグルなどの検索技術の進歩によってかなり現実的になりつつある。

まずはグループ内で試してみる。次のミーティングでプロジェクト提起しよう。
(びびるやつ出るだろうな。私用メールはWEBメールにしろよ)

はてなの近藤社長から案をパクッてみた。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

That's a great story. Waiting for more. » »